新政 異端教祖株式会社

新政 異端教祖株式会社

新政酒造 / 秋田県
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いつもお世話になっている神楽坂の料理屋でありついた、新政の異端教祖株式会社。 以前参加した日本酒セミナーで、ほんのちょっぴり、30mlくらい飲んでいるはずだけど、散々色々飲んだ後で出されたのでもう舌がバカになっていて何もわからない状態だった。超初心者だったし。 そろそろ初心者えお名乗ると「はぁ?!」と睨まれるようになってきた昨今、ついにチャンスが巡ってきたお酒なわけだが。 無肥料無農薬の自社栽培米を100%使用、白麹仕込を木桶で仕込み、生酛酒母。原料米は秋田酒こまちらしい。白麹ということは亜麻猫と同じ系統の作りだろうか。亜麻猫といえば、日本酒に全く興味がなかった私が日本酒沼をそっと覗き込むきっかけになった酒。思えばあれから遠くに来たものだ…とうとう異端教祖にたどり着いたと思うと、つい感傷的にもなる。 口開けしてから二週間ほど経っているので、開けたてはもう少し違うのかもしれない。その前提でテイスティング。 口に含むと、重さがあって甘酸っぱい。へえええ、こういう味なんだーと思いながらごくんと飲んでぎょっとする。 喉越しがない。飲み込んだ瞬間消える。なんだこの酒は。今の一口分は一体どこへ消えたんだ!? 命名、消える魔球ならぬ消える魔酒。消えた。マジで消えたよ。え!?と思って何口も試したけど(幸運なことに一合強頂けたので)何度試しても同じ。口に含むと確かに存在しているのに、喉から先がかき消える。こんな酒は、いや酒に限らず、こんな代物を飲食したことがない。 ついつい、難しい顔をして考え込みながら飲んでしまった。あけっぴろげに「おいしー!」という酒ではない。自分の感覚、味覚が本当に正しいのかと、半信半疑になりながら恐る恐る飲み進める酒。料理に合う・合わないというレベルではなかった、私にとっては。そういう意味で衝撃的な酒。これは本当に日本酒なのか。ワイン沼にそれなりにハマった身として言わせて貰えば、日本酒よりもそちらに近い。 不思議な酒を飲んだ。何かの回復アイテムと言われても納得できる代物だった。むしろこれをただの日本酒と言われる方が違和感を感じる…。
新政 異端教祖株式会社 by IettaShiwon 1枚目
その他の情報
飲んだ温度
冷酒
投稿日:3月12日
パラメータ評価
味わい ①
淡麗
普通
濃醇
味わい ②
辛口
普通
甘口
酸味
弱め
普通
強め
余韻
残らない
普通
残る
香り
弱め
普通
強め